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 久しぶりに佐賀県国際性壮年協議会でも大きなイベントが開催されました。今回は会員のみならず、農業大学校の学生、関係機関に呼びかけて、マスコミでも取り上げられるような”帰国報告会”になりました。平成19年度 帰国報告会_f0099266_1757850.jpg
 今回の主役は二人おり、オランダ1年生の八木君と米国2年制の小池君です。また、日頃より当会にご支援とご協力をいただいている、JA佐賀中央会の家永専務理事による特別講演をしていただき、近年まれに見る良い帰国報告会になりました。
 詳細をプログラムにしたがって、書いていきたいと思います。
 
 <Proguram>

 1、挨拶~当会会長 塚原正一郎
 昨今の農業情勢を踏まえて、この研修の意義を再確認するような趣旨の挨拶の後、当会の趣旨説明も行われ、一人でも多くの若い人たちを海外研修に送り出し、佐賀県農業の発展に寄与したい旨の挨拶がありました。

 2、帰国報告
平成19年度 帰国報告会_f0099266_17573992.jpg 1)小池仁志~米国2年制・野菜選考・長期農場実習(HAYDAY FARMS)
 2年間の研修プログラムの流れにそって、写真を使ったビデオを編集して、バックに音楽が流れ、その時々の説明を行うという初めての企画は、農大生を飽きさせないような、本人独自の工夫がありました。写真も仕事風景よりも、アメリカでのいろいろな体験を凝縮しており、なかなか面白いものでした。最後に本人曰く、ミスして泣いたり、2時間ぐらいしか睡眠時間がなったり、仕事はかなりハードで、神経を使ったけれど、アメリカで経験したことを生かし農業をしていきたいとのことでした。
 ”人はやればできる!”ということを一番学んだ研修でした。
 尚、農場での仕事は、本ブログ内に”俺の農道”を掲載しておりますので、興味のある方はご一読ください。
 
 2)八木功一郎~オランダ派遣(1年)・花卉専攻・研修農場(Dairy Sunshine)
平成19年度 帰国報告会_f0099266_1758833.jpg 農場には経営主が2名おり、研修生とポーランド人の期間雇用を使いながら、オリエンタルユリやひまわりを中心に各種花の栽培農場で1年間研修した・・・。こんな感じのスライド写真を交えながらの研修内容の説明でした。
 オランダと日本の違いは、環境保全が徹底されており、季節やそこの風土にあった農業が営まれていること、また、オランダ人は日常的に花を使い、花に対する愛情が深いと感じられた。
 休日は、観光をしたりよく遊んできた・・・。語学力を馬鹿にされ落ち込んだこともあったが、最後は悪口も分るようになった。
 色々な人たちに出会い数々の体験ができたことは、大きな財産となった。この研修がすぐに生きることはないが、今後とも植物を作って生きてゆきたい。ただいま小さな畑で、花を栽培中!
 
 3、講 演
 アジアとの共生「ミャンマー農業支援と協同組合運動」と題して、JA佐賀中央会の家永武士専務理事に、講演をいただきました。
 かねてから地球市民の会が、ミャンマーに対して教育や生活の支援活動をしていたが、支援の規模を広げるために、JAに依頼してきたことがきっかけとなり、水牛銀行・養豚銀行・ニンニク銀行称して、生産に必要な資材を貸し付けて、収穫物から返済するシステムや、JAICAとの協力により”デモファーム”の育成をしたり、農業者に対しての支援が行われており、専務自身もミャーンマーに出かけていき、その土地の生活環境や文化・習慣などの現状を話して頂きました。
平成19年度 帰国報告会_f0099266_1758407.jpg ミャンマーでは軍事政権が政治の主権をとり、政策を行っているものの、民族間の武力衝突等で内戦状態にあり、治安が厳しい反面、僧侶に対する尊敬が高く、自分が食えなくても托鉢の僧には、寄付をするという清らかな国民性が感じられました。
 また、時は民主化の指導者である”アウンサンスーチー女史”の自宅軟禁が、国際世論の避難を受けつつある中での、この講演は大変興味深くためになるものでした。

 4、海外研修のPR~当会副会長、田中丸土男
 本年度帰国した二人の研修生は、まだ新しい気持ちで、良い発表でした。私も研修時代は休みもなく仕事をして、辛かったこともあったが、今の自分の大きな糧となりました。
平成19年度 帰国報告会_f0099266_1811341.jpg 今の時代、旅行等で海外に出るこっとは容易にできるようになったが、この研修では、それとは違うすばらしい体験ができると思います。そしてそれは君たちの永い人生の中での大きな財産になると思います。農大生の皆さんもこの研修に参加してみてはどうでしょうか?

 この後の懇親会の場において、久しぶりに大変良い帰国報告会だったと数多くの会員の皆さんから声がありました・・・、皆さん自分の研修時代を思い起こして、がんばろう!思ったようでした。
 最後に、このブログを見てくださった皆さんに、私の都合で、長い間中途半端に終わっていたことをお詫び致します。
 
# by akkies0105 | 2007-09-26 11:13 | 帰国報告
 今回は、2回目の佐賀大学でのキャラバン活動です。農繁期に突入しなかなか忙しい中、田中丸副会長と佐賀大学OBの角田さんと県庁事務局の千綿君が参加しました。(以下の文章は、県庁事務局・千綿君の報告になります。)

 <農業研修生海外派遣事業キャラバン>
キャラバン活動in佐賀大学 part2_f0099266_2045224.jpg 日時:平成19年5月18日(金)
 場所:佐賀大学農学部 フィールドセンター
 佐賀大学農学部生 43名参加

 <あいさつ>~田中丸副会長
 我々の協議会は、海外での農業研修を体験したOBの集まり。今日は皆さんに海外農業研修への紹介の時間をいただいた。今回の紹介で、興味側板人は是非参加して欲しい。

 <海外派遣農業研修の概要>~千綿
 JAECの資料を参考に海外派遣農業研修の概要を説明する。

キャラバン活動in佐賀大学 part2_f0099266_20461066.jpg <海外派遣研修生のOB体験談>
 角田さん(米2、12回生)
 向こうでは研修生というより、一労働者として扱われ、日本とは、また違ったハードな日々を送ることとなった。
 当時、全米No1の花き経営での研修を受け、その中でたくさんの失敗を経験した。自分の意見をはっきり持たないと、理解してもらえない中で、自分のしっかりとアピールしていく重要さを学んだ。

 田中丸さん(米2、9回生)
 昭和49年、19歳の時にワシントン市シアトルの花き農家で研修を受けた。日本には、そのころフラワービジネスがなく、帰国後、自ら花苗生産の会社を立ち上げ現在に至っている。
 アメリカでの研修先は、日系2世で無一文からの出発だった。そのころアメリカで日系人が業を起こすこと自体が特異な状況で、フラワービジネスもそうだが、そのチャレンジ精神を学んだことが、大きな財産となっている。

 今回は、佐賀大学・農学部の2年生を対象としたキャラバン活動でしたが、聞いた人たちがどんな影響をうけ・・・、そして、どう生きてくるのかが楽しみなところです、希望を持ってこの研修に参加してくれることを祈ります・・・。あと2回ほどここでキャラバンをする予定です。
# by akkies0105 | 2007-05-19 20:31 | お知らせ
平成19年度 通常総会_f0099266_20191862.jpg こんにちは、事務局長の秋吉です。だんだんと温かくなって、農繁期に突入しようとしているこのごろですが、本会会員の皆様は、いかがお過ごしでしょうか?きっと忙しくされているのでしょうね!!
 去る、平成19年5月11日(金)18:00~味処増田において、県庁農産課・御厨課長、農協中央会・家永常務にご列席をいただき、平成19年度・佐賀県国際農村青壮年協議会の通常総会が開催いたしました。会員の参加は20名でしたが、久しぶりに合う人や初めて合う人の参加もあり大いに盛り上がったところです。

 (以下内容については、県庁千綿君の書いたものに、加筆したものです。)

平成19年度 通常総会_f0099266_20194065.jpg <会長あいさつ>~会長が病気療養のため田中丸副会長が代理を務めました。
 昨年度は、各地区での意見交換会などを開催し、多くの会員の参加があった。協賛金についても、50名の会員からの協力があり、運営を行うことができた。本年度も全県下に散らばる同士が手を取り合い、ますます協議会が発展するよう、会員相互の協力をお願いしたい。


平成19年度 通常総会_f0099266_20272654.jpg <来賓の祝辞>
 佐賀県農産課~御厨課長
WTO、EPAへの対応など我が国農業は難局を迎えており、先が見えにくい混沌とした状況にある。このような中、進んだ情報、差別化、国際感覚などを習得できる海外派遣研修事業は意義深い。この研修の参加者が、佐賀県農業を牽引するトップランナーになることを期待している。

 佐賀県農業協同組合中央会~家永常務理事平成19年度 通常総会_f0099266_2027492.jpg
4月から佐賀県農業協同組合として、日本一の経営規模を誇る大型JAとなった。
JA合併の目的は農家の手取りを1円でも多くということ。このため農業政策佐賀緊急確立大会や集落営農に対応した独自システムの開発など各種の取り組みを進めている。
 
 <議案審議>~議長は田中丸副会長が務めました。
第1号議案~平成18年度事業実績収支決算について
第2号議案~平成19年度事業計画並びに収支予算(案)について
第3号議案~役員改選について
 (質疑等)
1,平成19年度収支予算では役員手当がなくなっているが?
  事務局の運営が苦しく、全会員からの協賛金がないと役員手当までの拠出が難しい。
2,松隈さんが副会長に就任される。
  他は、特に意義なく承認された。
 <その他の事項として>
 1,国際農業交流推進基金について
 事務局から基金の説明を、再度行い積立金の”170万円”を、国際交流基金に造成してはどうか?と提案するが、佐賀県で使う方が良いと却下される。もう少し会員に浸透するように、幅広く説明していってほしい。
 2,協議会会員のみなおしについて
 協賛金の集まりも悪く、人の集まりも少ないので、この際やる気ある人達だけで組織を見直すか・・・、現在の組織を残したまま、県内に6地区で支部を立ち上げて、それぞれで集まる機会を作り、人の交流を通して会の活性化をはかるか・・・、意見を聞いてみる。
 佐賀市から遠い地区は、平日の早い時間は参加が難しい、参加できる時間帯に行事をしてほしい。
 会についてどう思っているのか、アンケートとってはどうか?
 この研修制度で、お世話になった以上は、会員を絶対にやめられない、とかの意見が出た。

平成19年度 通常総会_f0099266_20241659.jpg 今後は、この意見を参考しながら、今年1年間で会の方向性を決めていくことになりました。今後とも、会員の皆様の物心両面からの協力をお願い致します。
# by akkies0105 | 2007-05-12 19:17 | 会議情報
 皆さんおはようございます、事務局長の秋吉です。平成19年4月25日に、念願の佐賀大学”農学部”向けキャラバン活動を開催いたしました。以下の文章は、県庁事務局の千綿君が書いたものに加筆、修正しました。キャラバン活動in佐賀大学_f0099266_6245749.jpg
” 農業研修生海外派遣事業キャラバン”
 平成19年4月25日~「キャラバン隊、佐賀大学農学部に行くの巻」
キャラバン隊:角田良正(佐賀大学農学部OB)・秋吉事務局長・江島 政樹・千綿龍誌(県庁)

あいさつ~(角田氏)
 どれくらいの人が聞きに来てくれるか不安だったが、説明の機会をいただき、また、参加してくださってありがとうございます。今日は研修の内容とOBの体験談をお話ししますが、海外派遣研修に行ってみようという人があれば幸いです。キャラバン活動in佐賀大学_f0099266_6263326.jpg

概要説明~(秋吉事務局長) 海外派遣研修事業の一番根底にあるのは、「人づくり」のプログラムです。海外での研修は確かにきついが、毎日が感動です、見たこともない、聞いたこともない、会ったこともないようなことが、日々体験できる。海外での2年間の今の自分の自信につながっている。この研修で得るものは非常に大きい。是非、皆さんもチャレンジして欲しい。

 OBの体験発表~江島 政樹さん(平成14年~スイス1ヵ年
 野菜の多品目生産をする農家にホームステイし、パッキングや出荷作業に携わった。スイスは写真で見る以上に本当に美しい国だが、公用語が4カ国語もあり、自分にとって言葉の壁が一番厚かった。スイスでの研修中、リトアニアの労働者などとふれあうなかで、日本での自分の生活がいかに恵まれていて、誇りに思うべきか痛感した。
 皆さんには、この研修をチャンスとして是非勧めたい。キャラバン活動in佐賀大学_f0099266_6292844.jpg

 最後に、千綿君より研修に活用できる就農支援資金について県庁事務局より、説明してもらいました。

 今回は白武教授の公開講座ということで、学生が6名、教授が3名ほど参加されていましたが、かなり大きな手応えを感じました。今後農場の方で、後3回ほどキャラバンが予定されています。
# by akkies0105 | 2007-04-26 06:51 | お知らせ
小池仁志”俺の農道”第9話_f0099266_12373143.jpg Be natural mind
 サングラスがないと眩し過ぎて直視できないような真っ青な空が好きです。好きな音楽を聴きながらそんな綺麗な空を見るのが好きです・・・。垂れ流しの音楽と雲ひとつ無い砂漠の町にある空は自分の中の時を止めます、高校生の時も野球の練習を終えポジションだったセカンドで大の字で寝転がるのが大好きでした、空を眺めるだけで自然に癒されている気がしたから・・・。
 自分を無にできる、何も意識する必要が無い自分の考えたい事だけが頭の中に浮かんでくる、俺流の自然体ってやつです、この自然体を求めて農業という自然を相手にする職業を自分は選んだのでしょう・・・。
 最近、近くのコロラドリバーの川辺でBBQをしました、若干風が強かったですが、みんなと喋りながら食べながら川で泳ぎながら、大自然の中で感じるエネルギーは家の中や街の中では感じることは出来ないと思う。”自然のパワーはやっぱ偉大です!”
小池仁志”俺の農道”第9話_f0099266_12375875.jpg 自分が管理していたりんごに木に実がついていました。その木は肥料のやり過ぎで枯れかけ、除草剤の影響で枯れかけ、冬の冷害で枯れかけ…死にそうでした。でも、まだ小さいけれど今は沢山のりんごが生っている。時期的に生るのおかしいと思うけどこいつも頑張って生きてんだって十分に伝わった、育ての親もこれを見習うべきですね、なりふり構っている必要は無い、頑張ればなるように成る!!
 UC DAVISでの3ヶ月間怒涛の大学生活は勉強の毎日でした。教室でやる勉強ではなくて出会った人達から沢山いろんな事を教えてもらった・・・というか、沢山の事を感じる事が出来た、みんなそれぞれ自分に何か残してくれる、すべての言葉が自分への糧となる、出会った人みんな大切な存在です。
 Mr.BigのSuperfantasticを最近良く聴きます。この歌の詩が大好きです。
Superfantastic everything is beautiful. Nothing’s too tragic in the heads of happy people. Bed time stories, morning glories, Blue skis and the perfect life for you and me.
全ては素晴らしく美しい。青い空と素晴らしい人生はあなたと私のために…みたいな。
自分もSuperfantastic なperfect lifeを送るために…
I will keep up my natural mind for my bright future.
一人前のファーマーを目指して!!! 
小池仁志”俺の農道”第9話_f0099266_1236595.jpg

 久しぶりです。3ヶ月大学生活終わりましてやっと戻ってきました!!
という事で再開!!
# by akkies0105 | 2007-04-20 12:38 | 研修生便り